department

内科

内科について

内科は、3内科領域(血液、糖尿・代謝 内分泌、リウマチ・膠原病)の常勤専門医により広範な内科系疾患に対応致します。2010年度には、血液疾患患者さんへの無菌病床(2床)の新設も含め設備面での充実も行っています。それぞれの専門分野における高度医療の提供と、各専門医の協力により総合内科診療の提供を目指します。

血液内科

担当

  • 山崎 嘉宏
  • 溝部 貴光

日本血液学会認定専門医2名により、現在 年間120名~140名の血液疾患患者さんの入院治療にあたっています。対象疾患は貧血、造血器腫瘍、出血凝固異常などで、悪性リンパ腫・多発性骨髄腫・白血病等の造血器悪性腫瘍に対する化学療法や再生不良性貧血・特発性血小板減少性紫斑病・溶血性貧血など難治性血液疾患を対象とします。H22.6月より無菌室2床を新設し診療を行っています。

同H22年には、福岡県下20施設目の日本血液学会研修施設に認定されました。当院の診療圏は、65歳以上の高齢者率が北九州地区で最も高く32.8%の超高齢化地域です。およそ3人に一人は65歳以上と言う地域にあり、対象患者さんも高齢化していますが、高齢者の悪性血液疾患に対する化学療法も十分な経験の基で、安全かつ良好な治療成績を収めています。日本がん治療認定医機構がん治療認定医の資格を有しており、内科腫瘍医の強みを生かし、さらにガン薬物療法の充実を図ります。






  •  

高齢者悪性リンパ腫に対する化学療法成績


 

糖尿病・内分泌代謝内科

担当

  • 新生 忠司
  • 須貝 慧

平成28年の国民健康・栄養調査における糖尿病が強く疑われる者の人口は1000万人に到達しており、年齢分布を見ると、65歳以上の高齢者が71.5%以上を占めていて、糖尿病を診ることは高齢者を診ること、とも言えます。

糖尿病を持つ高齢者については、平成25年度から開始された健康日本21(第2次)では、その目標の一つに健康寿命の延伸があげられています。現在の平均寿命と健康寿命の差、すなわち、日常生活において何らかの制限がある「不健康な期間」は、男性で9.2年、女性で12.7年もあります。
糖尿病をもつ高齢者では様々な加齢変化が血糖変動に影響を与え健康寿命を短縮させる大きな要因となります。健康寿命延伸のためには加齢変化の影響を考慮し、神経障害・網膜症・腎症、血糖値の変化による転倒・骨折、認知機能低下や血管イベントを防ぐことが重要です。

糖尿病専門医・内分泌専門医・甲状腺専門医(新生)、内分泌専門医(須貝)が診療に対応しています。本院は、平成26年から日本糖尿病学会認定教育施設となっています。
糖尿病治療は、それぞれの患者様の病態やライフスタイルなどに則して最良の治療法を選んでいきます。勤労者で健診異常を指摘された方での2泊3日短期教育入院を行っています。12症例(男6、女6)において、HbA1c 7.5→6.7%と有意に改善(p=0.002)。FPG 159→133mg/dl(p=0.008)、アンケート結果:85.7%が期間・スケジュールに満足し、92.3%に治療意欲の向上が見られています。

もちろん、1~3週間の教育入院など、ニーズに合わせたメニューで治療をさせて頂きます。①インクレチン関連製剤や② SGLT-2阻害剤が使用可能となり、治療薬の選択の幅が拡がっています。特に①のGLP-1製剤を駆使した加療効果は、持続血糖モニタリングシステム(CGM)において以下のように合併症を進展させる要因である低血糖を減らし、血糖変動幅を改善する効果がみられています(図1)。注射製剤ですが、外来でも導入指導も行っていますので、気軽にご相談、ご紹介ください。
またSGLT2阻害薬は、血糖をしっかり改善させることができ(図2)、インスリン使用患者では、必要量を大幅に減らすことができます。
3大合併症を含めた多岐に渡る糖尿病合併症に対して、併設している循環器内科、眼科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、神経内科との密な連携により迅速、的確に対応します。

また、腎症を抱えた患者さんには、糖尿病透析予防管理指導を医師、看護師、栄養士、理学療法士が行うことで腎症の進展抑制の効果を示しています。
2型糖尿病は生活習慣病の一つであり、自覚症状がない時期から積極的に治療に取り組んでいくことが肝要です。糖尿病教室や栄養指導、フットケア外来等も行いながら、糖尿病患者さんに対しトータルサポートを行っていきます。
 

糖尿病教室風景

  • 看護師による教室
  • 医師による教室

 

  •  




 
 

リウマチ疾患・膠原病内科

担当

  • 吾妻 妙子

関節リウマチをはじめとした自己免疫疾患・同類縁疾患に関する外来、入院治療を行っております(外来:月・水・金、新患は主に金曜日に対応としています)。地域の先生方よりも御紹介をいただき、症例も多岐にわたって参りました。症例を十分検討し、各種疾患・病態に対応したステロイド・免疫抑制剤等での専門的加療を行っております。関節リウマチに対する生物学的製剤の導入・継続も症例数を維持いたしております。高度な精査・治療等が必要と判断される場合には、関連病院であります産業医科大学病院免疫・内分泌代謝内科にもご協力をいただきながら、早期診断・早期治療を目指し診療を行っております。
 

外来:月・水・金 ※新患は主に金曜日に対応としています