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総合内科

総合内科について

近年の医学の進歩・高度化・変遷はめざましいことにともない、総合病院の多くは専門診療科に分化する傾向が続いています。そのために、専門診療科の診療だけにしか興味を持たない医師や複合的な問題を抱えた患者さんの診療には消極的な医師、が多くなったとされています。
一方、急速に進む人口の高齢化をはじめとするさまざまな要因により疾病は多様化・複雑化しています。前段の内容とも関連して、患者さんは何か症状がある時にどの診療科を受診したらいいのか・多くの既往症を有している場合にどの診療科を中心に受診したらいいのか、などが分かりにくくなったとされています。
北九州市においてもっとも高齢化率の高いのが門司区です。幸いにも、当院は専門診療科に分化しつつも、そのための弊害や門司区ならではの特殊性を内科系医師の誰もが理解して診療しています。ここは、副院長の山崎嘉宏先生による長年におよぶ各方面への取組みの成果、となっています。
それでも、専門診療科に分化した内科系医師に生じる負担を少しでも軽減するためにと、病院長の蜂須賀研二先生の発想により、2017年11月1日から新規に誕生したのが総合内科です。

特色

前項のとおりですから、総合内科で対応する患者さんの病態は内科のなかの各専門分野にまたがることが多いです。これが最大の特色といえますが、だからこそ専門診療科だけの診療とは異なり、細心の注意と集中力・エネルギーを必要とするのが総合内科の診療でもあります。内科のなかでも当科が不得手とするいくつかの専門分野にまたがる病態であればなおさらです。
問診は詳細にお聞きし、身体所見は詳細に確認させていただき、そのうえでの検査となります。診療には時間がかかりますが、これを面倒な診療だと感じられる患者さんがおられます。しかし、ここを妥協すると総合内科にならないことはご理解ください。
診療のうえ、かかりつけ医療機関での対応が望ましいとの判断となることもあります。また、必要に応じて当院内外の専門診療科に紹介をして対応をお願いすることもあります。
入院での検査・治療が必要となれば、なるべく当科で主治医として対応し、病態を整理・病状を安定化のうえ、かかりつけ医療機関や当院内外の適切な専門診療科に退院後のフォローをお願いしています。

診療実績

総合内科が誕生した2017年11月1日から年度末の2018年3月31日までの5ヶ月間で、外来・入院で対応した患者さんのほとんどは、多くの既往歴を有し複合的な問題を抱えておられますが、最終的に主体となった病態がどのような専門分野の診療科に分類されるかで示してみますと以下のようになります。

 
 
感染性疾患 81症例
消化器疾患 42症例
呼吸器疾患 24症例
循環器疾患 22症例
腎臓尿路系疾患 10症例
神経疾患 8症例
内分泌代謝疾患 7症例
アレルギー膠原病疾患 6症例
血液疾患 4症例
その他
(分類不能・他診療科に
該当する疾患・心肺停止など)
28症例

医師からごあいさつ

生れ育ちは下関市で、大阪大学に進み、卒業後は大学病院・関連病院での修練を経て上京し、長く首都圏で勤務していました。両親の高齢化や他界にともない帰郷し、しばらく関門医療センターで勤務しまして、2017年11月1日から当院でお世話になっています。これまでの人生は下関5割・大阪2割・東京3割で過ごしたことになりますし、会話には各地域の言葉が混在します。在京時代の勤務は、私の人生最大のハイライトですが、ここ門司区での勤務が第2のハイライトになると信じています。

なお、土日祝の休日を中心に20kmくらい走っているほか、毎年3回くらいはフルマラソンに参加していて、これまで途中棄権はなく、2018年2月25日の東京マラソンも完走しました。しかし、自称優勝候補にもかかわらず、1位のディクソン・チュンバや2位の設楽悠太には大差で敗れました。
さあ、門司区在住のみなさん、門司区医師会の先生方、フルマラソンに参加しようではありませんか!健康を維持・増進しましょう!認知症や老化なんて駆逐しましょう!